保険会社間の等級引継ぎ、条件について

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保険金を請求するような事故を起こしていない加入者に対して7~20等級の段階に応じて保険料が割安になったり、反対に事故を起こした加入者の保険料が割高(1~5等級)になる等級制度ですが、家族間だけではなく任意保険を別の保険会社にかけ替える場合でも等級を引き継ぐことができます。

保険会社の乗り換えを検討する女性

損害保険会社は国内の大手損保だけではなく、ダイレクト系の通販型、外資系であっても等級の引継ぎが可能です。またJA共済やコープ共済、全労済の「マイカー共済」との引継ぎも可能となっていますが、一部の共済(教職員共済で車両保険を別契約にしている場合など)は条件付きで引継ぎが可能であったり引継ぎに対応できないケースがあるので注意しておきましょう。

  • 保険会社間での等級引継ぎ条件
  • ・前の任意保険の解約日、または、満期日より7日以内に新しい保険に加入すること
  • ・等級引継ぎに対応している保険会社、共済であること

保険会社間で等級の引き継ぎができるのは前の自動車保険の「満期日」や「解約日」より7日間以内に新しい保険会社や共済に加入することが条件となっています。7日間を越えてしまうとせっかく上がった等級も6等級にリセットされてしまうので注意が必要です。特に保険期間の途中で解約して別の保険会社に乗り換える場合、新規加入の手続きが遅れてしまうと等級がリセットされてしまう恐れがあるので前もって新しい自動車保険の加入手続きを進めておくことが大切です。

現在加入している自動車保険の満期をもって他社に乗り換える場合では、見積もり依頼が可能になる満期まで60~90日のうちに補償内容やロードサービス、保険料を比較検討しておきましょう。乗り換え先の保険会社を決めたら現在加入している自動車保険の満期日を送信しておけば、その日の午後4時をもって新しい自動車保険の補償へと切り替わり等級も引き継がれます。

中断証明書を発行してもらうポイント

もし車を運転しなくなった場合でも等級を引き継いで再開することができるのでしょうか。等級は満期になってから13ヶ月を過ぎると6等級にリセットされてしまい、これまで上げてきた等級も無駄になってしまいます。そこで車を乗らなくなった場合は保険会社に「中断証明書」を発行してもらうことによって最大で10年間は等級がリセットされないようにすることができます。

ただし中断証明書を発行してもらうためにはいくつかの条件を満たす必要があります。まずポイントとなるのは「現在車を運転することができない状態」を証明しなければいいけな点です。例えば手元に車がないことを証明するために廃車や譲渡の書類であったり、車が盗まれてなくなった場合は盗難届など保険会社に提出する必要があります。また車検が切れて公道を走れない状態であっても中断証明書を請求することができます。

  • 中断証明書の発行条件
  • ・所有している車を廃車したり譲渡したりして手元に車が存在しないこと
  • ・海外に6ヶ月以内に渡航すること、および、それを証明できるものを提出
  • ・直前の自動車保険が7等級以上で、満期より13ヶ月以内に手続きを済ませること

また海外赴任や留学で海外へ渡航する場合でも中断証明書を発行してもらうことができます。この場合ではパスポートのコピー(6ヶ月以内に海外に渡航した証明)や留学先の学校の書類(合格通知など)、会社からの赴任命令のコピーなどを保険会社に提出して認めてもらわなければいけません。海外渡航の場合では車を処分する必要はありませんが、帰国後1年以内に再契約することが中断証明書の発行条件となっている点に注意しなければいけません。

自動車保険の補償を再開したい場合は「中断証明書」と「新しい車の車検証」または「所有している車の車検証(海外特則の場合)」を用意して保険会社に連絡する必要があります。手続きが無事に終われば以前の等級から再スタートさせることができます。ちなみに5等級以下の等級は満期から13ヶ月以上放置することによって6等級にリセットすることができます。ただし1年以上は任意保険に加入していない状態となるため、留学などで1年以上にわたって国内で車を使用しないケースなどを除きおすすめできません。

参考リンク
・コープ「マイカー共済
・SBI損保「長年海外にいましたが、日本に帰国して自動車も購入したので新たに自動車保険に入ろうと思います。

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