保険会社を乗り換える際の注意点

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9月は自動車保険の更新を迎える方も多く、現在加入している任意保険から他の損保会社への乗り換えを検討されている方もたくさんいらっしゃると思います。また何らかの理由で途中解約を行って別の自動車保険への加入を検討されている方もいらっしゃるので、他社へ乗り換える際の注意点や確認事項、手続き方法などについてまとめてみたいと思います。

まず満期更新の際に他社へ乗り換える場合は、補償の「空白期間」と「等級の引継ぎ」について気を付ける必要があります。例えば10月1日が満期日に設定されている場合、ほとんどの保険会社では満期日の16時00分に補償が終了することになります。一方で補償開始日は午前0時からとなっているため、もし10月2日から新しい保険会社の補償開始日と設定されていれば10月1日の16時00分から23時59分までは補償から外れる「空白期間」となってしまいます。このような空白期間を作らないために前の自動車保険の満期日と、新しい自動車保険の補償開始日を同じ日に設定しておくことが大切です。

また他社への等級引継ぎは「前の保険の解約日、または満期日より7日以内に新しい保険に加入すること」が条件となっているため、等級がリセットされないためにはできるだけ早く新しい自動車保険への加入手続きをしておきましょう。一部の自動車共済では等級引継ぎに対応していないところ(自治労自動車共済など)もあるので、事前によく確認しておくことが大切です。

項目 更新 中途解約
解約返戻金 なし あり
事故なしの場合 1等級アップ 等級変わらず
事故ありの場合 等級変わらず 1等級または3等級ダウン

補償期間中に中途解約をして他社に乗り換える場合、保険料を年間で一括払いしているのであれば「解約返戻金」を受け取れる可能性があります。保険会社ごとに「短期率(返還率)」が設定されており、残りの保険期間に応じて保険料が契約者へと返還されます。例えば補償開始から7ヶ月後に中途解約をした場合、年間保険料の25%が解約返戻金として返還されます。

補償開始から 短期率(返還率) 補償開始から 短期率(返還率)
7日 90% 6ヶ月 30%
15日 85% 7ヶ月 25%
1ヶ月 75% 8ヶ月 20%
2ヶ月 65% 9ヶ月 15%
3ヶ月 55% 10ヶ月 10%
4ヶ月 45% 11ヶ月 5%
5ヶ月 35% 12ヶ月 0%

また中途解約の場合には等級の取り扱い方も異なるので注意が必要です。保険期間中に事故を起こさず次の更新で等級がアップする予定だった場合、中途解約で新しい保険会社に乗り換えても等級は上がらず次回の更新まで待たなければいけません。反対に保険期間中に事故を起こして等級がダウンする予定だった場合は、中途解約で新しい保険会社で契約を行うとすぐにダウン等級(保険金の種類に応じて1等級または3等級)が適用されます。また事故を起こしたことを隠して他社に乗り換えると告知義務違反となり、補償が受けられなくなったり契約を解除されることもあるので注意しておきましょう。

他社乗り換えのプロセスと手続き方法

自動車保険を他の損害保険会社に乗り換える際は、まず現在の補償内容に過不足がないか、どのような割引が適用されているか確認しておきましょう。損保会社によっては「長期契約割引」が適用されているものもあるので、他社に乗り換えると継続割引が途切れてしまいます。

また代理店からダイレクト型に乗り換えると「ネット割引1万円」といった保険料の割引も受けられますが、補償内容を自分で確認して申し込む必要がありますし、ロードサービスもこれまでのものと大きく変わってしまうので注意が必要です。そのため満期の1ヶ月ほど前から新しい自動車保険の候補をいくつか決めておき、よく比較検討することが大切です。

  • 1.補償内容、保険料、割引などの比較検討(満期の1ヶ月ほど前から)
  • 2.新しく加入する保険会社に加入を申込む
  • 3.現在加入している保険会社に更新しないことを伝える
  • 4.満期日を持って補償が新しい保険会社に切り替わる

乗り換え先の保険会社が決まれば契約の申込みをまず行い、保険契約ができるかどうか(引受可能)の回答を待つことになります。問題が無ければ電話やネットから手続きを行い、現在加入している自動車保険の満期日を補償開始日として契約を行いましょう。自動更新特約を付帯させていると自動的に保険契約が更新されてしまうので、現在加入している損保会社に次回の満期日に更新しない旨を伝えるようにしておきましょう。

その後、新しい自動車保険の保険料の支払いなどの手続きを行います。1週間ほどで登録した自宅まで加入手続き完了のハガキや封筒が届きますので、等級の引継ぎなども踏まえて契約内容を確認することができます。また新規加入で応募できるキャンペーンも数多くあるので、該当される方は締切日までに手続きを済ませることをおすすめします。

参考リンク
・ソニー損保「短期料率(短期率)

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