2018年 8月 の投稿一覧

保険会社を乗り換える際の注意点

9月は自動車保険の更新を迎える方も多く、現在加入している任意保険から他の損保会社への乗り換えを検討されている方もたくさんいらっしゃると思います。また何らかの理由で途中解約を行って別の自動車保険への加入を検討されている方もいらっしゃるので、他社へ乗り換える際の注意点や確認事項、手続き方法などについてまとめてみたいと思います。

まず満期更新の際に他社へ乗り換える場合は、補償の「空白期間」と「等級の引継ぎ」について気を付ける必要があります。例えば10月1日が満期日に設定されている場合、ほとんどの保険会社では満期日の16時00分に補償が終了することになります。一方で補償開始日は午前0時からとなっているため、もし10月2日から新しい保険会社の補償開始日と設定されていれば10月1日の16時00分から23時59分までは補償から外れる「空白期間」となってしまいます。このような空白期間を作らないために前の自動車保険の満期日と、新しい自動車保険の補償開始日を同じ日に設定しておくことが大切です。

また他社への等級引継ぎは「前の保険の解約日、または満期日より7日以内に新しい保険に加入すること」が条件となっているため、等級がリセットされないためにはできるだけ早く新しい自動車保険への加入手続きをしておきましょう。一部の自動車共済では等級引継ぎに対応していないところ(自治労自動車共済など)もあるので、事前によく確認しておくことが大切です。

項目 更新 中途解約
解約返戻金 なし あり
事故なしの場合 1等級アップ 等級変わらず
事故ありの場合 等級変わらず 1等級または3等級ダウン

補償期間中に中途解約をして他社に乗り換える場合、保険料を年間で一括払いしているのであれば「解約返戻金」を受け取れる可能性があります。保険会社ごとに「短期率(返還率)」が設定されており、残りの保険期間に応じて保険料が契約者へと返還されます。例えば補償開始から7ヶ月後に中途解約をした場合、年間保険料の25%が解約返戻金として返還されます。

補償開始から 短期率(返還率) 補償開始から 短期率(返還率)
7日 90% 6ヶ月 30%
15日 85% 7ヶ月 25%
1ヶ月 75% 8ヶ月 20%
2ヶ月 65% 9ヶ月 15%
3ヶ月 55% 10ヶ月 10%
4ヶ月 45% 11ヶ月 5%
5ヶ月 35% 12ヶ月 0%

また中途解約の場合には等級の取り扱い方も異なるので注意が必要です。保険期間中に事故を起こさず次の更新で等級がアップする予定だった場合、中途解約で新しい保険会社に乗り換えても等級は上がらず次回の更新まで待たなければいけません。反対に保険期間中に事故を起こして等級がダウンする予定だった場合は、中途解約で新しい保険会社で契約を行うとすぐにダウン等級(保険金の種類に応じて1等級または3等級)が適用されます。また事故を起こしたことを隠して他社に乗り換えると告知義務違反となり、補償が受けられなくなったり契約を解除されることもあるので注意しておきましょう。

他社乗り換えのプロセスと手続き方法

自動車保険を他の損害保険会社に乗り換える際は、まず現在の補償内容に過不足がないか、どのような割引が適用されているか確認しておきましょう。損保会社によっては「長期契約割引」が適用されているものもあるので、他社に乗り換えると継続割引が途切れてしまいます。

また代理店からダイレクト型に乗り換えると「ネット割引1万円」といった保険料の割引も受けられますが、補償内容を自分で確認して申し込む必要がありますし、ロードサービスもこれまでのものと大きく変わってしまうので注意が必要です。そのため満期の1ヶ月ほど前から新しい自動車保険の候補をいくつか決めておき、よく比較検討することが大切です。

  • 1.補償内容、保険料、割引などの比較検討(満期の1ヶ月ほど前から)
  • 2.新しく加入する保険会社に加入を申込む
  • 3.現在加入している保険会社に更新しないことを伝える
  • 4.満期日を持って補償が新しい保険会社に切り替わる

乗り換え先の保険会社が決まれば契約の申込みをまず行い、保険契約ができるかどうか(引受可能)の回答を待つことになります。問題が無ければ電話やネットから手続きを行い、現在加入している自動車保険の満期日を補償開始日として契約を行いましょう。自動更新特約を付帯させていると自動的に保険契約が更新されてしまうので、現在加入している損保会社に次回の満期日に更新しない旨を伝えるようにしておきましょう。

その後、新しい自動車保険の保険料の支払いなどの手続きを行います。1週間ほどで登録した自宅まで加入手続き完了のハガキや封筒が届きますので、等級の引継ぎなども踏まえて契約内容を確認することができます。また新規加入で応募できるキャンペーンも数多くあるので、該当される方は締切日までに手続きを済ませることをおすすめします。

参考リンク
・ソニー損保「短期料率(短期率)

JA共済

  • 1:もともとは農家のために設立された共済で、一般的な自動車保険とほぼ同じ補償内容を整備
  • 2:事故の際にも現場まで対応スタッフ(ALSOK)がかけつけてくれるサービスあり
  • 3:他のほとんどの損保会社と等級の引継ぎが可能で、独自の割引制度も

JA共済は農協法という法律にもとづいて設立された共済で、農家以外の方でも出資金を支払うことによって組合員になる資格を取得し共済に加入することができます。自動車共済も「クルマスター」という名称で募集をしており、一般的な任意保険と同様に対人・対物補償をはじめ車両保険やさまざまな特約も整備されています。万が一事故を起こした際でも24時間365日事故受付に対応しており、キー閉じ込めやレッカー移動といったロードサービスも無料で利用することができます。

特徴的なサービスとしては「夜間休日現場急行サービス」で、平日の17~23時、土日祝の8~23時の間で起こった万が一の事故の場合でも専門の対応員(ALSOKと提携)が現場までかけつけてくれます。そのため29年度の組合員に対して行ったアンケートによると、事故対応満足度は94.1%と非常に高い数字となっています。

またJA共済オリジナルの割引制度もたくさんあり、例えば自賠責保険の支払いもJA共済で行うと対人補償の掛金(保険料)が7%割引されたり、農業用の貨物自動車として使用する場合は掛金が10%割引になる制度もあります。等級も他の損害保険会社と同様に20等級まであり、ほとんどの損害保険会社からJA共済に乗り換えたり他社へ乗り換える際も等級を引き継ぎすることができるので、せっかく高くなった等級もリセットさせずに活用することができます。

<< キャンペーン内容&適用条件 >>
現在、JA共済ではインターネット専用ページから見積もりを行うと、「シャープ蚊取空気清浄機」や「バルミューダザトースター」が抽選で当たるキャンペーンを実施しています(平成31年3月31日まで)。またJAで自動車共済を契約中の方や他社で契約されている方が、店舗でタブレットから動画を見るだけで「ソーセージや野菜」「フロアモッピングロボット」が抽選で当たるキャンペーンも実施しています。どちらの適用条件も氏名や住所といった個人情報を入力することが必須となっています。(詳しいキャンペーン適用条件はこちら

<< サービス利用&キャンペーン申込み手順 >> ※画像をクリックすると拡大します

1.JA共済のキャンペーンページへジャンプします

2.キャンペーン内容や応募方法を確認します

3.IDをお持ちの方はオレンジを、持っていない方はグリーンのバナーをクリックします

4.必要な情報を入力していきます(手元に加入中の自動車保険の証券、車検証があると便利です)

5.補償内容を入力した上で、ページ下部にある「キャンペーンに応募する」ボタンをクリックします

※管理人の場合は、5万2500円の保険料が3万8千円ほどの見積もり結果となりました。

6.必要な個人情報を入力していきます

7.応募するキャンペーンを選択して「次へすすむ」をクリック

8.入力した内容を確認した上で「この内容で送信」ボタンをクリック

9.当選者には登録した住所まで商品が郵送されてきます

<< JA共済の口コミ、体験談 >>
・学生の頃から加入しているが毎年ロードサービスが良くなってきている。(20代、会社員)
・一括見積もりで保険料を比較したら意外と安かったので乗り換え、等級も問題なく引継ぎできました。(30代、会社員)
・近くの店舗でタブレットからキャンペーンに応募、車の修理キットが当たりました。(30代、主婦)
・配達用の車も加入したら自宅用の車の掛金が割安になるのは良い、バイク特約も安心できる。(50代、農業)
・担当者が面と向かって説明してくれるのが良い、ただ数年に一度のペースで担当者が変わってしまう。(60代、自営業)

公式サイト:JA共済

結婚した場合の自動車保険の見直し

管理人の友人が最近結婚して新車の購入と自動車保険への加入を検討しています。友人は実家暮らしで家族と車を共有して使っておりブルー免許、奥さんも実家暮らしでペーパードライバーのゴールド免許で、これから新居を探して近いうちの引っ越しを予定しています。こういった場合にお得な加入方法は無いの?と質問されたので、結婚する際の自動車保険へのお得な加入方法や注意点についてまとめて紹介していきたいと思います。

結婚したカップル

  • 新郎(友人) … 38歳、実家暮らし、ブルー免許、親と車を共有、父親が契約者と記名被保険者、家族限定特約、16等級
  • 新婦 … 29歳、実家暮らし、ゴールド免許

現在新居を探している最中でお互いにまだ実家暮らしとのことだったので、「家族間の等級引継ぎ」をしてみてはと話をさせてもらいました。家族間の等級引継ぎは同居していることが条件となっているため、新居に引っ越してしまうと等級の引継ぎができなくなります。ちなみにもし新郎の家に新婦が引っ越してきて同居するのであれば、「同居家族(6親等内の血族、3親等内の姻族)」の条件を満たすので新婦が新郎の親から等級を引き継ぐことも可能です。

また配偶者への等級引継ぎも可能ですので、夫が自動車保険に加入しているのであれば妻へ等級を引き継がさせることができます。今回の場合では、新婦が新郎の実家に同居することはないとのことでしたので、新居に引っ越す前に新郎が親からの等級を引き継ぎ新郎の親は新しく自動車保険に加入することとしました。その際に子どもへの補償を外し補償範囲を限定することで保険料を節約することができますが、子どもが帰省した際に実家の車を運転しても補償が受けられなくなるので注意が必要です。

  • 結婚前(引越し前)のチェックポイント
  • ・親から等級の引き継ぎ(同居しているうちに)
  • 結婚後(引越し後)のチェックポイント
  • ・住所、苗字の変更
  • ・運転者限定の見直し
  • 保険加入前のチェックポイント
  • ・どちらを記名被保険者とするか
  • ・配偶者限定とするか限定なしとするか
  • ・特約の選定(個人賠償責任保険など)

新居に引っ越した後は自動車保険の契約時に記載した住所の変更届を損害保険会社に連絡する必要があります。住所を変更しないままで放置しておくといざという時も補償を受けられなくなり、任意保険へ未加入の状態と同じになるので注意が必要です。入籍を済ませて新婦(または新郎)の苗字が変更となった場合、契約者や記名被保険者の氏名の変更届も同じく必要となります。

また今回の場合のように新婦がゴールド免許であれば、奥さんを記名被保険者としてゴールド免許割引の適用を受けることができます。新しく購入する車は夫婦だけが運転するのであれば配偶者限定をつけることで保険料が安くなりますし、日常生活におけるほかの補償(個人賠償責任特約、ファミリーバイク特約など)についても他の保険と重複していたり補償漏れがないかしっかりと点検しておくことが大切です。

もし離婚した場合は…

あまり考えたくないことではありますが、万が一離婚した場合にはどのような手続きが必要となるのでしょうか。車の所有者が夫で引き続き夫が運転する場合では、記名被保険者を夫に変更するように損害保険会社に連絡する必要があります。また妻が運転する場合であっても住所や氏名の変更を保険会社に連絡し、車を財産分与で譲ってもらったのであれば所有者の名義も変更する必要があります。

  • ・住所、苗字の変更
  • ・配偶者限定の見直し
  • ・財産分与(車所有者の名義、等級の引継ぎなど)

もし自動車と自動車保険をセットで妻に譲るということになれば、結婚しているうちで無ければ等級を引き継ぐことはできません。いったん離婚してしまったり子どもが別の住居で生活をスタートしてしまうと妻や子供に等級を引き継がせることができなくなるので、離婚することが決まったら離婚届を出す前に等級も含めて財産分与の協議を行っておくことが大切です。

参考リンク
・SORAHO「結婚時の自動車保険の切り替えや見直しについて