2018年 10月 の投稿一覧

チャイルドシートの装着と自動車保険による補償

年内に家族が増える予定があり軽自動車(ダイハツのタント)を購入し自動車保険に加入しました。また病院から自宅までの移動に備えてチャイルドシートを購入しました。一定の条件を除いてチャイルドシートの装着は法律でも義務付けられており、もし事故に遭遇してしまうと赤ちゃんだけではなく同乗者もとても危険です。チャイルドシートの未装着による危険性については、産業技術総合研究所が制作した下の動画をごらんください(Youtube)。

動画では後部座席にいる子どもが急ブレーキによってフロントガラスを突き破り車外にまで飛び出しています。たとえ子どもが通常のシートベルトを装着していたとしてもサイズが合わないので、事故に遭った場合にはシートベルトから身体が外れてしまい車の中でぶつかったり、車外に放り出されてしまいとても危険です。そのため6歳未満の子どもが車に乗る場合にはチャイルドシートの装着が法律で義務付けられており、違反すると罰金はありませんが1点の違反点数となります。ただし以下のような場合においてはチャイルドシートを装着していなくても違反とはなりません。

  • ・構造上、チャイルドシートを固定できない車
  • ・座席の数以上の人を乗車させるためにスペースがない場合
  • ・ケガをしているなどの理由で健康上に影響が出る場合
  • ・運転者以外の人が授乳したりおむつ交換など日常生活上の世話をしている場合
  • ・タクシー、バスなどの旅客車に乗せる場合
  • ・応急救護のために医療機関などに搬送する場合
  • ・十分にシートベルトを着けられる身長(140cm以上)がある場合

以上のような場合はチャイルドシートをつけなくても違反とはなりませんが、フロントシートに装着させたり大きさが合わないタイプを装着させることは危険です。またJAFと警察庁が行った調査によると、チャイルドシートを正しくつけられていないケース(ミスユース)が4割にも上り、適切な装着ができていないと事故で死亡したりや重症になる確率も大きく上がります。

また車からチャイルドシートの脱着した後に、再び装着するのを面倒に感じて子どもをそのまま乗車させてしまうケースも少なくありません。このような流れを受けて、チャイルドシートを簡単に装着できる「ISOFIX(アイソフィックス)」が2006年から日本でも導入され、2012年7月以降に販売される車にはISOFIXへの対応が義務付けられました。ISOFIXに対応したチャイルドシートを購入する必要がありますが、シートベルトで固定させるタイプに比べると専用金具に取り付けるだけでより簡単にまた適切な固定ができるというメリットがあります。これから車を購入する予定がある方や小さなお子さんがいる方は、車や商品がISOFIXに対応しているかどうかを購入前によく確認されることをおすすめします。

チャイルドシートに対する自動車保険の補償

損害保険会社によってはチャイルドシートを車両の一部とみなし、車両保険の対象としているところもあります(おとなの自動車保険など)。事故で壊れてしまったり盗難されてしまった場合でも補償の対象としているので、まずは契約している損保会社に連絡するようにしましょう。また「チャイルドシート重度後遺障害追加保険金」のような搭乗者傷害保険の保険金に上乗せして支払われる損害保険会社もあります(SBI損保など)。

会員優待価格でチャイルドシートやベビーアイテムを購入したりレンタルすることができる損害保険会社もあるので(三井ダイレクト損保、ソニー損保など)、小さなお子さんがいる方は自動車保険を契約される際に確認しておきましょう。

適切に装着された赤ちゃん

子どもをチャイルドシートに乗せておらず事故で死亡したりケガを負った場合、過失割合が増えてしまう可能性がある点にも気をつけなければいけません。過去の判例ではチャイルドシートを装着する必要がない例外の場合でも過失が認められたケースがあります。子どもの安全を守るためにも、万が一の事故に遭った場合に備えるためにも、しっかりとチャイルドシートを装着させることが大切です。

参考リンク
・SBI損保「チャイルドシート重度後遺障害追加保険金
・交通事故BLOG よつば総合法律事務所「子どもをチャイルドシートに乗せないまま,交通事故に遭ってしまったらどうなりますか?

秋の行楽シーズンは事故に注意

10月に入ると気温も落ち着きお出かけに適した気候となるため、秋は旅行やレジャーなどの行楽に車を運転する機会が増える季節となります。しかしながら秋は梅雨の季節と同様に交通事故の件数が多い時期なので注意しなくてはいけません。平成26年の月別事故件数のデータでも、10月や11月は全国で月間5万件近くの交通事故が起こっています。

月別事故件数のグラフ

なぜ秋になると交通事故が増えるのでしょうか?まず考えられる理由の1つとして「日没の時間が早まる」という点が挙げられます。東京の9月1日の日の入り時刻は18時9分ですが、10月1日では17時26分、11月1日では16時46分と早い時間でも周りが暗くなり始めます。日が暮れて暗くなると歩行者を発見しづらくなる上に、夕方の帰宅ラッシュで道路に他の車だけではなく歩行者や自転車も多くなることから運転者の注意が散漫してしまうことも事故増加の原因だと考えられています。

  • 秋に交通事故が増える原因
  • ・夕暮れ、日没の時間が早くなる
  • ・紅葉などへのわき見運転の増加
  • ・運転の疲労による注意力、判断力の低下
  • ・駐停車中による歩行者や隣車への接触

また秋の景色を楽しむためにレジャーやドライブに出かけると、運転しながらでもついついきれいな紅葉や秋空を眺めてしまいがちです。しかし、わき見運転は「前方不注意」を引き起こして交通事故の大きな要因となるほか、発見が遅れてブレーキをかけるのが間に合わず死亡事故につながるなど大きな事故の原因となっています。きれいな景色を眺める場合は車を安全な場所にいったん停車するなどをして、運転に支障のないように気をつけることが大切です。

秋の行楽中のドライブ

遠方へのドライブで長時間の運転になると注意力や判断力が低下して事故を起こす危険性も高まります。同乗者の中に運転できる方がいれば交代して車を運転するなど疲労を軽減したり、他に運転する方がいなければサービスエリアで休憩を行うなど積極的に身体を休めるようにしましょう。ただし補償範囲を「限定なし」に設定していたり、「他社運転危険特約」を付帯させていないと他の人が車を運転しても補償が受けられないので注意しておきましょう。

駐車場を利用する場合には小さな子どもの動きに注意する必要があります。行楽シーズンはレジャー先や商業施設、サービスエリアなどに車で出かける家族も多く、駐車場で歩行する小さな子どもも増えます。親の手から離れて急に走り出す子どもや車の影に隠れてしゃがんでいる子どももおり、バックカメラも活用し細心の注意を払って駐車や発車させる事が事故防止のために大切です。

秋の交通事故を減らすためには、まず早めにヘッドライトを点灯させるように心がけましょう。光によって歩行者や自転車を発見しやすくなるだけではなく、向こうからもこちらの存在に気付いてもらいやすくなります。見通しが悪い交差点ではスピードを落として、パッシングやクラクションを鳴らすことで車の存在を周りに知らせることも有効な手段です。

レジャー先での任意保険による補償

もしドライブ中やレジャー先で以下のような事故やトラブルに遭遇した場合、自動車保険ではどのような補償を受けることができるのでしょうか。駐車場では車同士の出会いがしらの事故や駐車時に隣の車の接触してしまう事故もよく起こります。このような事故では相手方の車に対する対物賠償保険や自分の車の修理には車両保険が使えます。また事故によってケガ人が出た場合は対人賠償保険、人身傷害保険によって入院や手術代などが補償されます。またロードサービスによっては代車やタクシー代などの移動にかかる費用を負担してくれるものもあります。

事故 対応保険、特約
駐車場における車同士の接触事故 対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険、車両保険、ロードサービス
レジャー先でのケガ 個人賠償責任特約、ファミリー傷害特約
ガス欠、キー閉じ込め、バッテリー上がり、脱輪など ロードサービス

レジャー施設で家族がケガを負った場合はファミリー傷害特約をつけておくと治療費などが補償されます。また他人にケガを負わせてしまった場合でも、個人賠償責任特約を付帯させておけば補償を受けることができます。例えばサイクリング中に子どもにぶつかり骨折をさせてしまったような場合でも、相手方に対する治療費や慰謝料などもこの特約ですべてカバーすることができます。

そして出発前に必ず確認しておきたいのが「ロードサービス」の補償内容です。ロードサービスはキー閉じ込めやバッテリー上がり、ガス欠といった車のトラブルを解決するために専門スタッフが近くのサービス拠点から現場までかけつけてくれるものです。任意保険に付帯されているほとんどのロードサービスでは一定の範囲までであれば無料でサービスを受けることができますが、ガソリン補給は年間1回10リットルまでのように使用制限を設けているところもあります。契約更新から今までの使用回数やその他のサービス内容についてお出かけ前に一度確認されることをおすすめします。

参考リンク
・DRIVE & LOVE「秋の日はつるべ落とし 夕暮れ時の運転にご注意