18歳や19歳(未成年)、学生の保険料が安い自動車保険ランキング

    18歳のドライバー

    18歳や19歳の未成年の方が初めて自動車保険に加入する場合、損保会社や補償内容によっては数十万円もの年間保険料になることがあります。なぜこのように高額な保険料になってしまうのでしょうか?未成年者や学生の自動車保険の相場や最も保険料が安い損保会社ランキング、保険料を抑えるポイントについて解説しています。

    18歳(未成年)、学生の自動車保険について

    18歳、19歳の未成年者でも運転免許を取得することができますが、未成年者が自動車保険に加入する場合にはいくつかの点に注意する必要があります。

    事故率が高いため保険料が高い

    18歳や19歳は運転免許を取得したばかりで運転にも慣れておらず、事故率も高いため自動車保険(任意保険)の保険料がとても高くなってしまいます。下は平成28年の人口10万人あたりの交通事故件数を表したグラフですが、25~65歳までの方が5件以下となっているのに対して20歳未満の未成年者は29.3件と高い数値を表しています。

    平成28年 年齢別事故件数

    自動車保険は記名被保険者をはじめ補償範囲に含まれている最も若い年齢の人の事故率に応じて保険料も変わるため、事故率が高い未成年者を補償範囲に含めると保険料が大幅にアップしてしまいます。

    18歳(未成年)の保険料相場

    それでは18歳の人が自動車保険に加入すると実際にどれくらいの保険料になるのでしょうか?事故率が低い40歳と保険料の相場を比較してみると以下のようになります。(※フィット、6S等級、対人対物賠償保険:無制限、人身傷害保険:5,000万円、搭乗者傷害保険:なし、車両保険金額200万円を見積もり条件としています)

    項目18歳40歳
    年齢条件なし(18歳を含む)30歳以上
    車両保険なし166,300円36,600円
    車両保険あり319,200円84,400円

    この条件での見積もりでは18歳の保険料は15万円を超えており、車両保険(一般型)をつけると年間でおよそ32万円もの保険料を支払う必要があります。車をローンで購入すると毎月の支払い負担も大きくなるので、余裕を持った資金計画を立てることも大切です。

    また18歳と40歳では車両保険なしの場合でも9万円ほど、車両保険(一般型)をつけると保険料の差は20万円以上となります。もちろん見積もり条件によって保険料は変わりますが、未成年の方が自動車保険に加入する場合は保険料が高額になることに注意しておきましょう。

    未成年とは契約できない損保会社も

    保険会社によっては「未成年との契約」ができないところもあるので注意が必要です。ソニー生命、チューリッヒでは18歳、19歳の未成年者が契約者となることができず、両親などの法定代理人が契約者となる必要があります。アクサダイレクトも原則として未成年は契約できませんが、すでに婚姻されている方は成人とみなされて契約することができます。

    反対にイーデザイン損保、三井ダイレクト損保は18歳、19歳の未成年者でも契約を行うことができます。SBI損保やセゾン自動車火災はウェブ上から未成年者が見積もりを取得したり契約手続きを行うことはできませんが、電話による本人確認などの手続きを済ませることで契約を行うことができます。

    18歳(未成年)、学生の保険料が安い自動車保険ランキング

    損害保険会社車種アクアノートタント
    型式/AEB
    (車両保険金額)
    NHP10H/有
    (200万円)
    E12/無
    (140万円)
    LA600S/有
    (150万円)
    1位 三井ダイレクト損保平均 135,617円141,630円148,840円116,380円
    平均 283,107円307,930円295,470円245,920円
    2位 損保ジャパン日本興亜平均 147,710円138,020円192,250円112,860円
    平均 280,903円264,610円357,300円220,800円
    アクサダイレクト平均 178,573円184,710円197,960円153,050円
    平均 353,700円380,140円370,620円310,340円
    イーデザイン損保平均 223,927円219,000円236,710円216,070円
    平均 433,383円441,930円437,670円420,550円
    ソニー損保平均 206,507円211,220円228,090円180,210円
    ※一括見積もりサービスおよび各保険会社のオンラインを利用して保険料を算出
    ※ランキング方法:車両保険なし、ありの平均保険料を合計した金額の低い順からランキング
    ◎見積もり条件:対人対物賠償保険(無制限)、人身傷害保険(5,000万円)、搭乗者傷害保険なし、東京都、通勤・通学、年間走行距離9,000-10,000km、6S等級、事故なし、グリーン免許、年齢条件18歳以上、本人限定、他社からの乗り換え
    ◎上段:車両保険なし、下段:車両保険あり(一般型、免責5-10万円)

    1位 三井ダイレクト損保
    三井ダイレクト損保の特徴
    18歳(未成年)を補償範囲に含めた今回の見積もり条件で平均保険料が最も安くなったのは三井ダイレクト損保です。車両保険をつけない場合では15万円以下に、車両保険をつけた場合でも平均では30万円以下となりました。AEB(衝突安全ブレーキ)が付いていない車種でも大きな値上がりがないため、2位の損保ジャパン日本興亜よりも大きく保険料が下がっているのが特徴的な結果となりました。

    代理店を置かないダイレクト型の自動車保険で、加入者のニーズに応じた補償内容を自身で決めることができます。インターネット割引10,500円やASV割引9%などさまざまな割引があります。また契約者には提携飲食店やアミューズメント施設をクーポン価格で利用できる「クラブオフサービス」を無料で利用することができます。

    2位 損保ジャパン日本興亜
    損保ジャパン日本興亜の特徴
    今回の条件では2位になったのは損保ジャパン日本興亜で、AEBが付いている車種ではASV割引が適用されて保険料がとても安くなります。逆に言えばAEBが付いていない車種では保険料がアップしてしまうので、型式が古い中古車などを契約車両とする時は他社と保険料を比較検討することが大切です。

    キー閉じ込めやガス欠、落輪などのトラブルに遭遇しても無料で利用できるロードサービスも充実しているので安心です。安全運転をサポートしてくれる専用のスマホアプリもあり、万が一の事故の際にも代理店の担当者が相談に乗ってくれるので運転に慣れていない未成年者が初めての契約にもおすすめの自動車保険です。

    → 保険料が安い自動車保険ランキング

    18歳(未成年)、学生の保険料を抑えるポイント

    未成年や学生の自動車保険の保険料を抑えるために必要な方法を解説しています。

    家族間の等級引継ぎ(車両の入れ替え)

    同居している家族が自動車保険に加入しており高い等級を持っている場合、未成年者に等級を譲る(引継ぐ)ことでトータルの保険料を抑えることができます。例えば親が18等級で契約を行っており、子どもが6S等級で新規契約を行うケースで比較してみましょう。

    項目18歳(子):6S等級45歳(親):18等級合計金額
    車両保険なし88,380円15,670円114,050円
    車両保険あり204,900円35,070円239,970円
    項目18歳(子):18等級45歳(親):6S等級合計金額
    車両保険なし33,690円35,320円69,010円
    車両保険あり72,780円74,130円146,910円

    等級を入れ替えずにそのまま契約をした場合、トータルの保険料は車両保険なしでは11万4千円、ありでは24万円ほどになります。一方で等級を入れ替えると車両保険なしでは7万円ほど、ありでは14万7千円ほどになり大きく保険料を節約することができます。ただし、家族間で等級を引き継ぐためには「同居している」ことや「車の増減があること」などが適用条件となっています。

    車両保険の種類と免責金額

    上の見積もり結果からもわかるように、18歳や19歳の未成年の方が車両保険をつけると保険料が数十万円にもなることがあります。特に「一般型」を選ぶととても高額になるので、補償を限定した「エコノミータイプ」を選択したり免責金額を設定することで保険料を抑えることを検討してみましょう。

    未成年の方は運転に慣れていないので車同士の事故を起こす可能性も高いため、初回の車同士の事故であれば免責金額を支払わなくても済む「免ゼロ特約」をセットするのがおすすめです。ただし車両保険を利用して車の修理をすると来年から「事故有等級」が適用されて保険料が大幅にアップしてしまいます。そこで運転する車を中古車にしたり、市場価格の低い車種を選び「車両保険を外す」ことも検討されることをおすすめします。

    使用目的を「日常・レジャー」に

    学生の方であれば車を通学のために購入される方も多いと思います。この場合は使用目的を「通勤・通学」を選択しないといけない可能性があります。「通勤・通学」を選択する必要があるのは以下の条件に当てはまる方です。

    • ・年間を通じて平均して月に15日以上車を通勤や通学のために使用

    最も安い「日常・レジャー」に比べると「通勤・通学」の場合は保険料が数千円~1万円ほどアップします。大学や専門学校に通うために車を運転する場合、月に1~2日を電車やバス通学に変更することで使用日数を減らし「日常・レジャー」を選択できるのであれば保険料を節約することも可能です。

    ただし保険料を抑える目的で虚偽の申告を行うと「告知義務違反」となり、大きな事故を起こしても保険金を支払ってもらえない危険性もあります。万が一の場合に備えて偽りなく正しい使用目的を保険会社に対して申告することが大切です。

    協力、監修
    佐藤真一@FP

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